【いつでもどこでも誰でも】価値づけの仕方

学校現場

こんにちは、ゴリパパです。

小学校の先生やっています。

学年主任、体育主任、生徒指導主任、その他さまざまな教科主任やよくわからない主任(要するに雑用)を経験。

教育技術執筆経験あり。

子育て、教育、学校現場のリアルなどを発信していきます。

一つの考えとして読んでいただけたらと思います。

ゴリパパ
ゴリパパ

32歳の2児のパパだよ


今日のテーマは、価値づけ

学校の先生は、絶対に価値づけをしなくてはいけません。

4月から先生になる方若手の方、ぜひご覧ください。
人を動かす立場の方にも有効な手立てになりますので、ぜひ!!

ゴリパパ
ゴリパパ

価値づけがうまいと、学級は上手に回っていくよ!

そもそも価値づけとは

価値付ける:物事の値うちを定める。評価する。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%BE%A1%E5%80%A4%E4%BB%98%E3%81%91%E3%82%8B/

例えば、

友達に優しくすることはいいこと
話している人の顔を見て話を聞くことはいいこと
開脚跳びで、着手したときに手がそろっていることはいいこと
算数の学習において、既習の知識を活用することはよい考え方であること

などなどです。



逆に、

廊下を走るのは危険だということ
図書室の本を期限までに返さないと迷惑がかかることがあるということ
暴力をふるうことはダメなことだということ

などもあり得ます。

ゴリパパ
ゴリパパ

他にもたくさん考えられるな

価値づけの方法

価値によって、価値づけの方法が違ってくる


この記事では、ざっくりと

①必ずやるべきこと
②できればやった方がいいこと
③やるべきではないこと


以上の3つに分けてみます。


ゴリパパ
ゴリパパ

もちろん、これら以外にもたくさんあるぞ。時と場合によることもあるしな。

①必ずやるべきこと

指導→評価(褒めるor叱る)

例えば、

登校したら、朝の支度をする
提出物を期限内に出す

この2つのパターンで考えていきましょう。


1年生に、登校したら朝の支度をするということをさせるなら、必ずその場面が来る前に、「登校したら朝の支度をする」ように子供に伝えなければなりません。(事前指導

先生がさせるべきことは、言葉にしないと相手には伝わりません

言わなくてもわかるだろは通用しません事前指導をするべきです。



翌日、朝の支度をしている子たちへ対して、「よくできたね」と評価(褒める)するべきです。

それを繰り返すことで、クラス全体に登校したら朝の支度をする習慣が身につくでしょう。

1日で全員ができるわけないので、根気が必要です。




6年生に、提出物を期限内に出すということをさせたいなら、念のため事前指導をする方がベターです。

ただ、「提出物を期限内に出しなさい」より「提出物って期限内に出すべき?」など、子供に問うてみることもいい方法です。

今までのクラスで指導がされてきているであろうものに、このパターンが使えます。提出物を期限内に出すべき理由まで子供と考えられるとすばらしいですよね。


もし、期限内に出ないことが続くような子には、叱ることも考えなければなりません。その時も叱り方は大切になってきます。

以前、記事にしているので、こちらもぜひ。

②できればやった方がいいこと

その事象を見つけたら、全体で共有する

例えば、

気持ちの良いあいさつをする

これは、できればやった方がいいですよね。(必ずやるべきって人もいるかもしれません)
そのような場合には、できている人を見つけて褒めることが有効です。

たけるくんが、とっても気持ちの良いあいさつをしていたんだよ!
ゴリパパ先生は、とってもいいことだと思うよ。

よし、これからも続けよう!!

そうか、たけるくんはやっているんだ。僕も今度そのようなあいさつをしてみよう。

この方法だと、たろうくんのようにならない子もいますが、やりなさいという息苦しさがないので個人的にはよく使います。

ゴリパパ
ゴリパパ

この方法はお互いに気持ちがいいです。多用している先生が多い印象。

③やるべきではないこと

指導→やるべきでないことをしてしまった→評価(叱る)

or

やるべきでないことをしてしまった→評価(叱る)

具体例でみていきましょう。

最近、みんな平等の観点から、子供を呼ぶときには「名字+さんづけ」という風潮があります。
もちろん、知らなかったという人もいるでしょう。なのにいきなり管理職から「くんづけで読んだらだめでしょ!」と強めに注意されたとします。


みなさん、どう感じますか?
ゴリパパは、イラっとします。
そんなの知らなかったよ!と。
管理職には、先に言ってもらいたいですよね。




もう一つ。
先生が子供を叩いたとします。
それに対して管理職が叱責するのは構わないとゴリパパは思います。
むしろ、厳しく指導するべき。



これらの2つの例での決定的な違いは、指導しなくてもわかるかわからないかです。


指導しなくてもわかることはいきなり評価(叱る)するべき。
指導しないとわからないであろうことは、一度指導をして、それでもやってしまったら評価(叱る)するべき。

ゴリパパ
ゴリパパ

「いきなりキレられた」と相手に思わせないことが大切。納得感を大切に

そもそも何に価値があるのかを勉強する必要がある

人によって、
①必ずやるべきこと
②できればやった方がいいこと
③やるべきではないこと

              が違う

①と②のバランスがとっても難しいと感じる今日この頃。
先生たちの間でも①と②の認識が違うので、いつまでたっても話が進まなかったり・・。


また、学校と世間でも①と②は違いますし。
もちろん、物事を上の①~③だけですべて分類することはできません
だから教育はとても難しいのです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ゴリパパ
ゴリパパ

子育て、教育を通じて

よい社会にしていこう!

またね!!

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