こんにちは、ゴリパパです。
小学校の先生やっています。
学年主任、体育主任、生徒指導主任、その他さまざまな教科主任やよくわからない主任(要するに雑用)を経験。
教育技術執筆経験あり。
子育て、教育、学校現場のリアルなどを発信していきます。
一つの考えとして読んでいただけたらと思います。

32歳の2児のパパだよ
修学旅行に行くまでにするべきこと
修学旅行中に気を付けるべきこと
小学校生活での最大の行事と言っても過言ではない修学旅行。
だいたいの小学校は、秋ごろを予定しているのではないでしょうか。
その修学旅行が楽しくなるように、また、無事に終わるようにするために今までの自分の経験をまとめておこうと思います。
修学旅行の引率をする方や子供が修学旅行に行くという保護者、修学旅行で先生たちがどんなことに気をつけているのかが気になる方は、ぜひご覧ください。

子供の命を預かり、さらに思い出にしていく。先生はいろいろ考えているんだぞ。
修学旅行前にすること
修学旅行の説明会
コロナ禍でもあるので早めが吉。
2か月前でも遅くはない。
説明会の計画は、早めに管理職へ相談を!
修学旅行実施判断基準
コロナ禍の時代。
保護者が一番気にしているのは、修学旅行を実施するかどうかです。
これは自治体や学校、行き先によって判断基準が変わってきます。
判断基準を早めに決めておき、保護者や児童に周知すべきです。
判断基準を分かりやすく伝えておくことで、後々のトラブルが減ることでしょう。

コロナは業務を本当に増やす・・
料金の支払い方
修学旅行は無料ではありません。
支払いは、業者と保護者間でやっていただくのが一番楽です。
学校によっては、修学旅行用の積立を先生がしているところもありますが、本来なら保護者が決められた日までにお金を持ってくるのが筋です。
振り込みにすることによって、払った払っていないというトラブルも減ることでしょう。

業者的には、先生にまとめてもらっておくのが楽なのかな?
同意書
今の時代、行くか行かないかも選ぶことができます。
学校側は、旅行を提供しますので、行くか行かないかは保護者が判断するところです。
「感染が怖いから修学旅行を中止にしてくれ」ではなく、「わが子を行かせない」という判断を保護者がすべきです。

ほとんど行くんだけどね。
旅行中の体調不良者への対応
無いことが一番ですが、旅行先での体調不良やケガ等で帰らざる得ないことがあります。
その時の判断基準も明確にしておきたいところ。
体温等でわかりやすく線引きをしておき、保護者に連絡をして同意のもとお互いが納得して帰すという風にしたいですね。
保護者が旅行先まで迎えにくることも想定されますので、旅行会社の保険や旅先での補助金についても確認をしておくといざというときに慌てません。

お金の確認はシビアにやったなぁ
持ち物
家庭によっては、新たに購入する可能性もあるので、わかっているなら早めに知らせておくべきでしょう。
前年度の反省をもとに必要かどうかを検討して、なるべく直前での変更がないようにしていきたいものです。
今までの学校では、カメラやドライヤー、トランプ等でいくつか問い合わせがありました。
確実に周知をしておきたいですね。

女子はいろいろ持っていきたいものなのだ
グループ決め、部屋決め、バス席決め
物事を決めるときはトラブルが起こりやすい
決め方を学年で揃えるべし
6年生は、自分のクラスと周りのクラスをよく比べます。
学習進度、席替えの状況、体育の多い少ない、宿題の多さ等々。
都合のよい情報をもとに担任へ「〇組は席替えをもうしたよ」「〇組は宿題が少ないよ」などと言ってきます。
普段だとスルーできるのですが、修学旅行となると子供の本気さも違ってきます。
下手をすればクラスが荒れることも。
決め方は学年で揃えるのがベターです。
決める前には、全員が100%満足することはないことを確認し、どこかで折り合いをつけなければならないことを指導します。
修学旅行は不思議な力をもっていますので、新しい人間関係ができるかもしれないという前向きなことも子供には伝えています。

決めるときには慎重に!
児童の健康チェック
アレルギーや薬のチェック
これは養護教諭と連携しているところが多いのではないでしょうか。
学校によっては、養護教諭がまとめて一覧にしてくれることもあると思います。
そこまでやっていただいているので、それを使わない手はありません。
食事会場で薬のことを伝えたり、どの先生がどの子のチェックをするのかを明確にしたりすることでミスが減ります。
先生に頼るだけではなく、保護者も子供も細心の注意を払うべきことでしょう。
夜尿対応もしてくれる学校もあるでしょうが、当たり前ではありません。
保護者の立場としてしてもらうときには、「お願い」をしっかりすべきです。

修学旅行中の勤務時間はどうなっているのですかねぇ
修学旅行中の注意点
大前提として、予定は変わるものであることを児童に確認をしておく。
修学旅行では、一般のお客さんに交じって見学をしたり、楽しんだりします。
当然、しおりの予定通りにはいきません。
先生自身も予定が変わることを念頭に置いて、臨機応変に行動しなくてはなりません。
先生が持っておくと便利なもの
スマホ
モバイルバッテリー
デジタルカメラ
バス移動だとクラスが多い場合は数台での移動となります。
修学旅行では、バスの中で予定の変更を伝え合います。
できれば、先生が一度に予定の共有をできるような仕組みを作っておけば、もれなく全員の先生に伝わるでしょう。
もれなく全員に伝える方法を考えておくことがベターでしょう。
そのためにスマホは活躍します。
朝早くから夕方まで活動をする場合は、モバイルバッテリーがあると安心だと思います。
また、保護者は旅行先での子供の様子を知りたいものです。
カメラで撮影したものを懇談会等で見せれば、いちいち話をしなくても懇談会も乗り切れます。
最近は、肖像権についても厳しいので、学校のデジタルカメラとSDカードで写真を撮るのが無難でしょう。

修学旅行の画像は何かと使えるぞ!
しおりは常に携帯しておく
メモ
次の行動の確認
いろいろと予定が変わるときにスマホをポチポチするのもいいですが、学校で作成したしおりのタイムスケジュールに書き込むのが結局一番早いです。
修学旅行は年に1度のことなので、スマホ等で仕組化する必要もなく、その1度を乗り越えるという意味でもしおりに手書きが早いし確実だとゴリパパは考えます。

子供に「次何するんですか?」と言わせないしおりにしたい
薬を飲んだかどうかの確認を食事ごとと就寝前に行う
これは覚えて確実に実行するしかありません。
子供のいただきますやごちそうさまの号令の中に定型文として「薬を飲みましょう」的な文言を入れておけば、忘れる確率もぐっと下がるでしょう。
責任は先生たちですが、子供と力を合わせてみんなで忘れない雰囲気を作ることも大切。

自立への第一歩!
寝れるときには積極的に寝る
引率をしているときに一番気にしなければいけないことは、先生自身の体調です。
気を張っているので結構起きられると思うのですが、2日目の朝は眠いものです。
バスの移動時間も、業務に支障の出ない範囲で仮眠をすることをオススメします。

添乗員さんやガイドさんにも確認しながら先生は寝よう
とにかく大変な修学旅行ですが、子供たちが楽しかったと感じてくれればやってよかったと思うもの。逆に楽しくなかったとか言い出したら最悪な気持ちになるでしょう。
修学旅行でしっかりと楽しむことができれば、その後の学級経営の大きなプラスになるはずです。
子供のためにも、自分のためにも力を入れることをオススメします!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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子育て、教育を通じて
よい社会にしていこう!
またね!!
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