今日のテーマは「できること」と「できないこと」
子育てに悩んでいる人、学級経営がうまくいかない先生たちはぜひ読んでみてください。
心に余裕ができると思います。
できないをできるへ
学校の先生のうれしいことの1つに、できなかったことができるようになった瞬間に立ちあえることがあります。
逆上がりができない子にいろいろ教えてできるようにしたり、ごめんねが言えない子が言えるようになったり、分からなかった問題が解けるようになったり。
できるようにするためにさまざまな工夫をする分、できたときの喜びも大きいものです。
親の立場からすると、いつの間にかできるようになってる自分の子供を見ると誇らしく思う反面、どんどん大人に向かっていくことにさみしい気持ちになる方もいるかもしれません。
わが子よ、もう自分でお着替えもできるようになってしまって・・。
けど、楽ちんだ~
さまざまなできる、できない
頑張らなくてもできる
頑張らなくてもできることってあまり褒められたりしません。
あと、褒めても逆効果です。
高学年の子に対して、「ひらがなを書くことができてすごいね」と言っても、一般的には反感を買うだけでしょう。
日頃、あまり気にしない「できる」だと思います。
言い換えると既にできているってことだと思います。

その子にとっては当たり前にできることだな。
頑張ったらできる
先生を虜にする「できる」です。
もちろん、とても喜ばしいものです。
どれだけ頑張ったかは数値で表すことができません。
頑張ったねと言う側が、どれだけ頑張ったのか、理解し、寄り添うことが大切になります。
大した頑張りでなくてとても褒められたら、これくらい頑張ればいいのかと思うでしょうし、めちゃくちゃ頑張ったのに対して褒められもしなかったら、やる気がなくなるかもしれません。
人の気持ちがわかるっていうのは、見えない感情を的確に読み取る能力も含まれます。
先生は、人の気持ちがわかる人に受け持ってもらいたいとはそのような理由からです。
見極めはとっても大切!
頑張ってもできない
これが厄介で、求められる側からすると苦しくなることもあります。
できないことが厄介なのではなく、できるようにさせる過程がやっかいなのです。
誰も、100mを8秒台で走れなくても責めたりしません。
できるようにさせようとも思いません。
しかし、足し算は誰でもがんばればできると思っているし、片付けは気をつけさえすればできるようになると思っているかもしれません。
人って、自分が努力してできるようになったことは、他人ができると思っているところがあります。
何度言ってもできないことは、本当にできないと許容することも大切です。
「今は」あきらめるかやり方を変えた方が、子供も先生も精神安定のためにいいかもしれません。
あなたなら絶対できる!
あきらめないで頑張るのよ!!
本当にできないんだよ~
どうすればいいんだ
昔話ですが、本当に忘れ物をする子がいました。
最初のうちは優しく言いますが、何度も忘れると厳しく叱ったりしました。
子供は本当に反省しているように見えました。
子供としては、「本当に忘れてはいけないと思っているけど、家に帰ると忘れてしまう」といったところでしょうか。
ここに理由はないんです。
ゴリパパは、アプローチの仕方を変えました。
具体的には、いつもお母さんに出すコップ袋の中に紙を入れて置き、絶対に家で目に付くようにするという「仕組み」にしたのです。
忘れ物は激減しました。
とんでもなく褒めて、その子もうれしそうでした。
絶対忘れてはいけないときには、その「仕組み」を使っていました。
気持ちも大切ですが、仕組みも大切です。

やろうとしてできないときには、アプローチの仕方を変えてみるといいかも
ゴリパパの考え
頑張ったらできると頑張ってもできないの線引きが人それぞれであることを理解し、その子に合った方法を考えるべきだと思っています。
その線引きは、その子の周りの大人が判断します。
ただ、これは信じられないくらい難しいです。
当然、人によって判断が違うことがあります。
本当はできるはずなのにできないと思うこともあるでしょう。
逆に親は、自分の子に期待してがんばってもできないことを押し付けてしまうかもしれません。
子供のできるできないの線引きが上手な先生はきっと子供から親から信頼されるでしょう。
そのためには、いろいろな分野の勉強をすることが大切だと思いますね。
人それぞれ、ハードルの高さは違う。
けど、それが見えないから迷い、悩む。
そんなときは、相談しよう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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子育て、教育を通じて
よい社会にしていこう!
またね!!
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