#7 叱るを考える

学校現場

こんにちは、ゴリパパです。

今日は日曜日なので朝ゆっくりできます。サザエさんが始まると少し悲しい気持ちになりますが・・。また、明日から忙しい毎日の始まりです。

時間に余裕があると、親の気持ちの余裕もあって子供の行動を微笑ましく見守ることができますよね。けれど、そうじゃないときっていらいらしたりしませんか?何回かいらいらして自分の子供にあたっちゃったことがあるんですよね・・。教員時代に自分のクラスの子相手にはしないんですけど、なぜか自分の子供には・・。

さて、みなさまは、自分の子供を叱ったことはありますか?また、怒ったことはありますか?

そもそもなぜ叱ったり怒ったりするのでしょう?

叱ると怒るは違う

学校の先生は、怒るな!叱れ!と研修を受けたり、先輩先生に指導されたりします。なりたてのころはなんのこっちゃ?って感じでしたが、だんだんと分かってきました。

とりあえず辞書的な説明は以下の通り。

「叱る」は、相手の非を指摘、説明し、きびしく注意を与える意。腹をたてているわけではないので、「優しく叱る」という表現も可能。

「怒る」は、腹をたてて相手に注意する意なので、「優しく怒る」とはいえない。

https://dictionary.goo.ne.jp/thsrs/9658/meaning/m0u/

良い叱り方

  • 感情に任せないこと
  • 端的にわかりやすく叱ること
  • 叱られた相手が納得していること

以上3点が大切です。

感情に任せないのは当然ですね。感情的になると「怒る」になってしまいます。

端的にわかりやすく叱るのもなんとなくわかりますよね。

例えば、自分の子供がお友達をたたいてしまったとすると、だめでしょ!というのも端的でわかりやすいですが、どうしてだめなのかを付け加えるとさらに良いです。相手が痛い思いするからだめ、相手が傷ついてしまうからだめなどですね。さらにレベルを上げると、今やったことはいいと思う?悪いと思う?どうしてだめだと思う?などと聞いてみるとよいでしょう。今までの経験から自分なりにどうしてダメなのかを考えるはずです。これは、子供の年齢にもよります。小学校低学年くらいまでは、理由も親が教えてあげながら叱るといいでしょう。それ以降は、人それぞれになりますが、自分で気づき修正していく力を高校生くらいまでにはつけたいものですね。

もう一つ、叱られた相手が納得していること。これも重要です。

要するに、明確な理由があって叱られているということです。逆に言うと、明確な理由がなければ叱ってはいけません。

ダメな叱り方

上記3つの逆+1

  • 感情的に叱る(そもそもこれは怒るということ)
  • 長々とよくわからないことを叱る
  • 叱った後に納得できていない
  • 昔のことや別のことを持ち出して叱る

「感情的に叱る」というのは「怒る」ということですね。ここまできたら説明不要でしょう。

よく先生にあるのが、長々と叱る。何がだめかよくなかったかわかればそれを言っておしまい!繰り返すこともあるでしょうが、その時にまた叱ればいいのです。

納得できていないということは実は多いです。小学校も4年生くらいを過ぎてくると、子供はその場で、反省した素振りを見せます。めんどくさいんですよ。反省などしていません。教員時代、「お母さんにはとりあえず謝っとけばいいんだよ」「謝らないと逆にめんどくさくなる」などを言う子はいました。もちろん、そんなこと一回も言わない子もいます。後者の方が圧倒的に多いので安心してください。

昔のことを持ち出すのもだめ!「今」叩いたことを叱っているのに、「昔」に悪口言ったことや「今」部屋が片付いていないことをついでに叱ったりするのも効果的ではありません。

そもそも叱るのは、行動を改善させるためにすることです。目的は何なのかを明確にしておくべきです。

怒ることも重要?

こんなことを言っておいて、僕は子供を怒ることがあります。人間って感情があるから素晴らしいじゃないですか!感情的になることもあるだろうし、今後感情的な人に出会うことだってあるでしょうから。だからたまには・・笑

まねはしないでくださいね。また、学校の先生は怒ってはいけません。厳しく叱ることはOKですが。

まとめ

叱ると怒るの区別をつける。

よい叱り方、だめな叱り方を知る。

僕たちは人間です。完璧はもちろんないですし、感情的に「怒る」こともあるでしょう。ただ、やってはいけないとわかっているとわかっていないでは、明らかに行動が変わってきます。子供のために、少し余裕をもって接していけるように僕自身気をつけていこうと思います。

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